NONAME 1900年頃 ウォッチペーパー付 アンティーク懐中時計 手巻
* * * 写真の追加は、無料のオークション支援サイトいめーじあっぷ を利用しました。 * * * "NO NAME" FULL HUNTER POCKET WATCH / SWITZERLAND ca.1900
‡商品のご紹介‡
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1900年頃の機械式懐中時計のご紹介です。
【DESIGN & FEATURES】
一般的な12時位置ではなく、3時位置にリューズを持つサイドワインダータイプの懐中時計。風防側にも防護用の蓋を備えた、いわゆる(フル)ハンターケースと呼ばれるタイプになります。風防側の上蓋は、リューズを上から押しながら開けることができます。文字盤は独特の乳白色が魅力的な、陶板製のポーセリンダイヤル。深い青が印象的なブルースチールの時分針が、鮮やかに映えています。スペード形の時針と、優美にシェイプされた分針のシルエットも、上質感溢れる仕上がり。文字盤外周とスモールセコンドには、クラシカルなレイルウェイ・インデックスが配されます。100年余りの時間を経てもなお色褪せない、工芸品とも呼べる表情は唯一無二の逸品です。
優美で柔らかな輝きを放つ金張りケースは、英国の時計ケースメーカー《デニソン・ウォッチケース・カンパニー》製。デニソン社はウォルサムの創業者アーロン・ラフキン・デニソンが渡英後の1862年に創業したメーカー。いわゆる「デニソンケース」はロレックスやオメガ、スミスといった高級メゾンが採用した高品質ケースの代名詞でもありました。ケース内部は内蓋を備えた二重蓋構造となっており、10年間のギャランティや英国製を示す刻印が見られます。ちなみに”STAR”とはデニソンケースに与えられるグレードの名称です。
さらに特筆すべきは、ケース内部にいわゆる「ウォッチペーパー」が当時のまま封入されている点。ウォッチペーパーとは18世紀頃から採用されたと言われ、内蓋が接触したりして傷がつくのを防ぐ役割のほか、広告やギャランティー(保証書)としての役割もありました。当時のウォッチペーパーが残っていることは極めて珍しく、こちらは《ジョン・スティーヴンソン(JOHN STEVENSON)》という時計や宝飾品の販売店のショップカードのような内容が記載されています。地名からスコットランドのアバディーンに当時存在した店と思われます。
【MOVEMENT】
搭載するムーブメントは15石のハイクオリティモデル。各穴石に備えられるビス止めのゴールドシャトンやブレゲヒゲゼンマイ、さらにバイメタル切りテンプといった超高級技術が備わった、ハイエンドなディテールは圧巻。遊び心のあるエングレーヴィングもポイントです。
決して誰もが知る有名なブランドではありませんが、スイスを中心に数多くの時計メーカーがその技術を競い、数々の名品が顔を揃えた古き良き時代の良品です。是非。
【商品詳細】
■ブランド名:
■モデル: フルハンターケース