末備前の片手打。保存刀剣 備州長船法光 明応九年年期 拵入
xaygcx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・ 今年の日刀保の保存審査に合格した正真物です。その中でも、特に人気のある末備前の片手打ちです。
明応九年の裏年期より、ほぼ勝光・宗光と同時代の刀工で、右衛門尉法光の作です。
この時期には、今では脇差の種別になっていますが、元来は、刀です。これは、室内や、抜き打ちに適した
道具として造られています。よって、江戸期の添指の脇差とは異なります。ゆえに人気があります。
また、この時期は、俗名の入った物はほとんど見受けられませんが、これより後の俗名入りの注文打ちと遜色ない、
入念作です。 また、元来この刀工の現存数は少なく、ほぼ勝光・宗光と遜色のない作域の刀工です。
委託出品ですが、このあたりの違いのお分かりになられる方にお持ち頂きたいです。
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大阪府昭和38年登録
種別・・・・・・・・脇差
形状・・・・・・・・一尺九寸一分の刀に近い脇差です。身幅尋常で、重ね厚めで、反のつき、茎の短い所謂片手打ちの刀。庵棟。
法量・・・・・・・・長さ57.9センチ。反1.7センチ。身幅2.8センチ。重ね7.4ミリ。